2014年6月14日土曜日

【おいしいコーヒーのいれ方 ~豆選びの基本4~】

コーヒー豆の焙煎度




今回はコーヒーの味に深く関わる焙煎について
お話させていただきます。

自家焙煎とか香味焙煎とかコーヒーを飲む人たちは
耳にしたことがあると思います。

そもそも焙煎って何なんでしょうか?

一言でいうと、焙煎とは生のコーヒー豆を煎ること。
まぁ、焼くと言ってもいいと思います。

生のコーヒー豆は「生豆」(なままめ)と呼ばれ、
普段、僕たちが目にする黒い豆ではなく、緑色をしています。



この生豆を煎って加熱させることで、
生豆に含まれている成分が化学変化を起こして
あの黒色になり、香りや風味が生まれるんです。

そう、ケミカルです(-ロωロ-)✧


コーヒー豆の焙煎度の呼び方と分類

加熱の程度を表現したものが「焙煎度」と言われます。

焙煎度は大きく分けて3段階!!
浅煎り(あさいり)⇒中煎り(ちゅういり)⇒深煎り(ふかいり)

さらに日本では味の違いをより細かくするために8段階の分類
もよく使われています。
ライト⇒シナモン⇒ミディアム⇒ハイ⇒シティ⇒フルシティ⇒フレンチ⇒イタリアン


(画像出典:発明工房さん)


焙煎度から風味を知る

一般的にコーヒーの味は、焙煎が浅いほど酸味が強くなり、
焙煎が深いほど苦味が強調されます。

同じ豆であっても、どれくらい熱を加えられているかで
酸味と苦味のバランスが変わってくるんですね。

この傾向は多くの豆に共通しているので、
焙煎度は風味の印象を知るひとつの目安になるわけです。

しかぁ~し!!

生豆の種類によっては、風味の傾向が異なる場合もあります。
例えば、標高の高い産地で栽培されたアラビカ種という種類の豆は
深煎りでも酸味が残ったりします。

つまり、

焙煎度によって、大体の風味の傾向は共通しているけれど、
コーヒー豆によって個性がそれぞれ違うので、
風味にも個性がでるということです。

なんだか人の性格に似ていますね♪

ということは、

それぞれのコーヒー豆によって
個性が引き立つベストな焙煎度があるということになります。

これは自家焙煎をしているお店によって、
個性の捉え方や好き、嫌いで変わってきます。
料理みたいなものですね。
このパスタは辛みが強い方が良いとか、抑えたほうが良いとか
お店によって考え方は違いますよね。

なので、Aという豆は中煎りと深煎りの2種類、
Bという豆は中煎りのみの販売をするというように
豆の個性に合わせた独自の商品展開をしています。

お店による風味や味の違いを楽しんでみてください♪


☆アドバイス☆

1.焙煎された豆は劣化しやすいので注意しましょう。
  新鮮な状態は常温で2週間くらい。
  その間に飲みきれる量を買うことが美味しいコーヒーを飲むポイントです♪

2.豆の色ツヤや豆の形をチェックしましょう。
  焙煎が適正で良質な豆は色ツヤが均一で豆の形がふっくらとしています。
  逆に、色がまばらだったり、変な形の豆が混入しているものは、
  味にえぐみや嫌な苦みがでて美味しくありません。
  
  また、古い焙煎豆は豆の表面に油が出てテカっています。
  ただし、深煎りの豆は新鮮でもテカりが出るので覚えておくといいでしょう。


次回は「コーヒー豆を挽く」テーマについてお話していきたいと思います。
楽しみにしていてください(^^)/


Let's enjoy coffee life♪



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